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ブンブン振り回される赤髪のナイフを紙一重で全てヒョイヒョイと避けきると、坊主頭のナイフが一閃赤髪の喉を斬り裂いた。
「ふぐぁっ!」
赤髪は喉と口から大層な血を噴き出しその場に倒れ込むと、ビクビク痙攣した後にただの肉塊へ成り果てる。
懐の札束は血溜まりに飛散し、肉塊はその一部を握りしめていた。
「あぁあ、使えねぇなコリャ。血まみれだわ…もったいねぇ」
血に染まった紙幣を一枚つまみ上げ、悲しそうな表情の坊主頭がつぶやく。
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