第1章

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これは、どうしたらいいんだろう? 俺は今かなり困っている。 それは俺の目の前にいる本を必死に読んでいる女の子がいるのだが、どう見ても後ろに変態がいる。 ハアハアと息を荒くしてガン見されてるのに気づかない彼女はスゴい。 ……。とりあえず声掛けて気をつけてと言っとくか。 「すみません」 『はい?』 知らない俺に声を掛けられて驚いている彼女。 それでもやっぱり放ってはおけない。 意を決して、 「君の後ろの人に気をつけて」 そう言って俺は早々に立ち去った。 そんな僕の耳に恐ろしい言葉を聞いた。 『……貴方もね』 僕の後ろにはまだ恐ろしい者がいたらしい。
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