1 アザミ(復讐)

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1 アザミ(復讐)

「これが、有坂龍一の女だよ」 陵辱される美百合の姿が撮られたDVDを見せながら、男はそこに集まる者たちに告げた。 ザワリとざわめく声の中には、 「まさか、こんなガキみたいな顔をした女が?」 「……いやでも、聞いたことあるぞ。有坂の好みって、ちょっと意外だって」 画面の中で乱れる美百合は、手も加えていない自然のままの黒い髪、丸い頬と大きな瞳。 まだ学生だと言ってもまかりとおるようなベビーフェイスをしている。 しかし今年27歳にはなるはずで、それに有坂龍一との間に第一子を設けているはずだが、画面の中では、そんな様子をうかがい知ることは出来ない。 「アレ本物なのか?」 一様に疑問に思いつつ、再びDVDに目を戻せば、 「あああーっ!」 美百合は画面の中で達したところだった。 そのまま終わるかと思いきや、絶頂を維持したまま腰を振り続ける。 豊満な胸がたゆんたゆんと揺れ、悩ましげな声が美百合の口からこぼれ落ちた。 見ている男たちの喉がゴクリと鳴る。 「なるほど、体の相性がいいんだな」 少女の顔で淫売のように乱れる女は、なかなか希少価値が高い。 まあここにいるメンバーは、そんな面倒な女を探さずとも、ただ少女を買えばいいと考える輩ばかりだが。 美百合の素性に納得したようなので、男はクルリとメンバーの方に向き直る。 そして、 「ボクのことを認めたなら、そろそろプロフェッサーを呼んでよ」
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