序章 都立中央西高校入学

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都立中央西高校の教室は最先端っぽく、各机にはノートパソコンが1台と、黒板も電子式なので、近代的っぽい。 まぁ、魔法科が導入されている学校のほとんどは、この統一システムで構築されているようだが・・・・ と、そこで担任教師が自己紹介を始めようと切り出した。 クラスメートはほぼ初対面なので当然といえば当然だ。 ではまず、と担任教師が言う。 「私から自己紹介をしよう」 どうやら担任から自己紹介するらしい。 皆の緊張を解くのアイスブレークも兼ねているのだろう。 「私は角門 信玄(ツノカド シンゲン) 担当教科は歴史と魔法だ。 ちなみに恋人は30年間いないからよろしくゥ!」 ・・・ ・・・・ ・・・・・ 滑っており、アイスブレークどころか、アイスプラントになってしまい、次の自己紹介する人のハードルが上がってしまっている。 角門教師は湧き出た冷や汗をポケットから出したハンカチで拭きながら、誰かを指名しようと目を動かす。
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