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「………」
ヤンキーは静かに地面に両手両膝を突く。
「どうせ俺はモテねえよ……ううっ……」
いや、そこまで落ち込む必要はないだろう。
そう思いながらヤンキーの肩にポンと手を置く。
「元気出せよ」
ヤンキーの肩をポンと叩いてニコッと笑う。
「うるせぇー!!」
励ましたはずなのだが涙目で怒られた。
これを察するにあのヤンキーはかなりモテないのだろう。だからこそヤンキーになってモテようとした。しかし残念な事に喧嘩が強くてモテるのは中学生までで、高校生になったオレ達がモテるには学力しかない。
「お互い頑張ろうぜ」
「だから黙れよ!」
はいはい、さーせんね。
「代わりにオレのおっぱい触る?」
それを聞いてヤンキーはオレの胸倉を掴んだ。
「殺すぞ?」
ですよねー。
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