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「皆まで言うな。お前はオレの事が好きで好きで仕方ないんだろ?でもすまん、オレは恋愛とは無縁の生活をすると決めているんだ」
というか初恋すらしたことがない。
そんなオレにとって恋愛とはただのお遊び、気の迷いでしかない。
「ち、ちょっと!なんであたしがフられたみたいになってるのよ!」
「え?違うの?」
「違うわよ!」
どうやらオレの思い違いだったようだ。
おぱんちゅを見られたからその相手と結婚するしかない。オレ的にはそうだと思っていたが違うようだ。
「そうだよな、でも男同士では付き合う事は出来ないぞ」
「はあ?」
無言でまひるの胸元を見る。
すると数秒沈黙が起こるがまひるはすぐに自分の胸を見られている事に気付いて両手で胸を隠した。
「ば、ばっかじゃないの!」
ごめん、オレお前より頭良い自信あるわ。
「まあそう怒るな。妊娠するぞ?」
「へっ?キスしたら妊娠するんじゃないの?」
お前は小学生か!
だがこれは丁度良い。もう少しだけおちょくるとしよう。
「違うが本当だ。だから今朝オレの顔に跨ったお前は妊娠どころかオレと結婚しないといけない」
「そんな………」
まひるの顔が次第に真っ青になってゆき、目に涙が浮かぶ。
これはやりすぎたか?
「……分かった、あんたと結婚……す…る……」
うん、やり過ぎた。
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