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「パパ、ママ……ごめんなさい……」
次第にまひるの目に涙が浮かんでくる。
これはさすがにやりすぎたみたいだ。
「待て、オレが言ったのは冗だーー」
そこまで言ったところでまひるはオレの唇に自分の唇を重ねた。
「あーーっ!!」
豪が絶叫する。
そりゃあ急にラブシーンが始まったらさすがに驚く。かく言うオレも驚愕し、現在何が起こっているのかを把握しようとする事で精一杯だ。
そして数秒するとまひるは唇を離し、プハァと甘い吐息を吐く。
「こ、これで責任取りなさいよね!」
うわぁー、取りたくねえ。
それより訂正しないとパンツが可愛そうだ。
「………あー、パンツ」
「パンツじゃない!あたしの事はひるたんって呼んで!」
なんだそのあだ名は、可愛いぞ。
「じゃあひるたん、今更で言いにくいがオレが言った事は冗談でお前は妊娠してないぞ」
「………は?」
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