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「何故ひるたんが燃えてるんだ?」
「自爆だ」
どうやらひるたんの得意魔法は炎だが扱うのは苦手らしい。
どうりで特Aクラスなわけだ。
「ひるたん、大丈夫か?」
「ひるたんって呼ぶなぁー!」
あっ、復活した。
ひるたんは『うがああ!』と叫びながら立ち上がった。
そして再びオレの顔面を殴るが気持ち良い。気合を入れるために軽く両頬をパンと叩いているような気分だ。
「パンツと呼ばれるのとひるたんって呼ばれるのどっちがいい?」
「ひるたんに決まっているじゃない!」
「じゃあひるたんな」
「うぐっ……」
ひるたんはかなり悔しそうに獰猛な牙をむき出しにした。
そして諦めたような顔をする。
「分かったわよ!ひるたんで良いわよ!」
「よ、よし、じゃあ俺もひるたーー」
豪はそこまで言うとひるたんに睨まれた。
そしてやむなく……
「ま、真島さん」
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