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「ちょっとあんた!」
少女は茹蛸のような真っ赤な顔で半泣きになり、こちらを見下ろしながら睨んだ。しかし羞恥に満ちた顔だから別に怖くない。
逆に大好物だ。
「おい、純白のパンツが見えてるぞ」
未だ天を仰いで倒れているオレの視線に入ったパンツを見ながら注意する。今のオレほど親切なヤツはなかなかいないだろう。普通の男ならきっとこの天国をもっと味わいたいと思うはずだ。
一日一善、今日は良い見返りがあるかもしれない。
「べふぅっ!」
顔を踏み付けられた。
どうやら良い見返りはないようだ。
「この変態!変態っ!」
この少女はまたぱんちゅをオレに見せるつもりか、と思ったが少女はちゃんとスカートを押さえてパンツを見えないようにしていた。
そして何度も顔を踏み付けられる。
比較的SなのにMに目覚めそうだ。なんとなく快感を感じるからもしかしたらこのままMに目覚め……ちゃダメだろ。
「死ぃねえええ!」
そう言ってトドメを刺そうとした少女の右足を右に受け身を取るようにして転がって避ける。それと同時にやっとオレは立ち上がる事が出来た。
「落着け少女。冷静に考えろ、悪いのは全てお前だ」
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