第1章

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A「何しに来たの?」 B「ハァハァ……走ってお前に会いに来たんだよ!」 A「なんで?」 B「会わせねぇためだよ……元カレに。 今日の放課後、電車通学の元カレに会うって言ってたじゃん」 A「……うん」 B「復縁を阻止したかった。ずっとお前が好きなんだ」 A「待ってたよ。あんたからの告白」 B「え……?」 A「元カレは来ないよ」 B「俺、嘘つかれた?」 A「だっていっこうに告ってくれないんだもん。 待ちくたびれて参考書2往復目に突入しちゃった」 B「もう俺のそばから離れんな。帰ろ」 A「うん。手……つなぎたい」 B「おう…。手冷てぇな。緊張して待ってた?」 A「そうよ。悪い?」 B「悪くねぇよ。かわいいじゃん。 あっ、参考書ベンチに忘れてる。ドージ!」 A「今日は毒吐かれても大丈夫」 B「なんで?」 A「分かれバカ……」 B「お前マジでかわいいな」
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