第4章

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あー、どうしよう。 いつまでもこのままではいられないし。 もしこのまま颯真と距離ができてしまえば、俺の残りの学園生活は悲惨な事になるだろう。 まず同部屋の奴と気まずいなんてストレスしかないだろ。 あと俺友達いないから下手したら一日中誰とも話さない生活になるだろう。 それに俺は颯真のこと大事な友達だと思ってるから、寂しいかな…。 でもきっと颯真はホモとか怖いと感じるタイプだと思う。 怯え方が尋常じゃなかったし。 俺が傍に居ることで颯真が傷付いたり、つらい思いをするくらいなら離れるべきなんだと思う。 出来るだけ内容を伏せて頼み込めば部屋換えだってしてもらえる事だろう。 そっちの方が颯真の為になるんだろか。 「あー、もう!」 やめた。 ちゃんと聞こう。 こっちで勝手に決めた事を相手に押し付けるのは良くない。 悪い癖がでてた。 前に颯真に注意されたやつだ。 ちゃんと目を見ながら話して、それから決めよう。 別に今ここで結論を出さなくてはならない事でもないんだ。 そうと決まれば何時しようか。 話し合い。 今日も部活で帰りは遅いし、颯真自体も疲れているだろうからな。 でもあまり先伸ばしにしたら決心が揺らぐし。
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