そして少年と少女は生まれた頃の姿となった

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B「……ん」 A「どうやら気がついたようね」 B「ここは……?」 A「見ての通り停留所よ」 B「停留所?」 A「まぁ、ただの停留所じゃないのだけれど」 B「?」 A「ここは……あぁ、説明する前にバスが来たわね。さぁ、脱いで」 B「なんで服を脱ぐの!? 脱ぐ必要性はなんなの!? バスに乗るんだよね!? てか、裸で堂々としすぎじゃない!?」 A「ちょっとうるさいわね。しょうがないじゃない。このバスは私達を『次の人生へと送るためのバス』なのだから。すべて置いて行かなければならないのよ。服も記憶もメガネもね。だから、ほら。早く脱ぐ」 B「え、次の人生? それって……え、ちょっ、まっ、心の準備がアーーーーーーーッ!!!?」
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