第1話
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「スゲェ。進んでるんじゃん!」 「ははっ。そうかなー」 「キス、した?」 「超余裕」 「うはー!」 後ろを歩きながら話を聞いていた奏多は、握り拳を作った。 許さない… 許さない… 僕の大事な姉さんを… 姉さんは、僕の物なのに… 奏多はUターンし、校門の前に止まっている、奏多専用の送迎のための黒塗りのベンツに乗り、家に帰った。
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