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A「…そして浦島はおじいさんに…」
B「…納得いかない」
A「何が?」
B「浦島は亀を助けた」
A「うん」
B「そのお礼に竜宮城へ」
A「うん」
B「そして帰りに玉手箱」
A「うん」
B「しかし楽しかったのはそこまでであった…」
A「うん。何か嫌なナレーションだけど」
B「浦島が戻ってみればそこは遥か未来の世界」
A「遥かと言うほどかは定かでは無いけど」
B「最後の望みをかけて開けた玉手箱の煙により浦島急速老化」
A「最後の望みかは解らないけど」
B「これ、お礼より復讐だろ」
A「え」
B「お礼に望みもしない未来へ置き去りにされ、謎の煙により強制老化されて…これを喜んだら浦島かなりのMだぞ」
A「いや」
B「しかもこれを喜ぶと思っているなら乙姫かなりのSだぞ」
A「でもその前に竜宮城でかなりの厚待遇を…」
B「その代償大きすぎだろ。どんなぼったくりバーだよ。bar『竜宮嬢』かよ」
A「ぼったくり…」
B「やっぱりこれ復讐だろ」
A「いや復讐だったとして、何に対しての?」
B「それについては二つほど説があります」
A「二つもあるんだ…」
B「まず、実は乙姫が亀を嫌っていた説」
A「大体内容予想出来た」
B「子供達に虐められているのを楽しく眺めていた乙姫」
A「乙姫最悪だ」
B「そこに現れた若造」
A「若造…」
B「亀を金の力で助けた若造」
A「言い方」
B「それを見ていた乙姫」
A「助けろよ乙姫。あ、嫌ってたんだっけ」
B「『いい感じで虐められてたのに、何助けてんだよ!!』」
A「え、今の乙姫?」
B「そしてとりあえず楽しませておいて、最後の最後にお楽しみを邪魔した復讐する乙姫」
A「理不尽すぎる」
B「次に亀ドM説」
A「あんまり聞きたくない」
B「子供達に虐められて喜んでいた亀」
A「訂正。凄く聞きたくない」
B「『もっと虐めて!たくさんぶって!いっぱい罵って!』」
A「子供に読ませられないそんな話」
B「それを金の力で止めた浦島」
A「だから言い方」
B「お楽しみを邪魔された怨みを復讐して晴らそうと誓う亀」
A「乙姫協力したんだ、その亀に」
B「『お前にはしっかりとお礼をさせて貰わないとなあ…そうお礼をなあ!!』」
A「とりあえずもうやめて」
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