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「すみません!
入部希望です!!」
「うおっ!!?」
歩み寄って来た影は、受付係の青年に元気よく告げる
ぼーっとしていたが故、青年は驚愕を露わにした
「入部希望かい?
ありがとう
ここに名前と動機を書いてくれ」
「はい!」
許可を取って椅子に座り、入部希望用紙を書き始める人物
青年というよりは少年という印象が持たれる人物だ
白髪の髪を後ろで無造作に纏めており、赤い角眼鏡をかけている
その奥には、猫のようにつり上がった目
身長は160cm後半から170cm前半で体型は痩せ形
制服で隠れていて筋肉は確認できない
「精悍なカンジの子だね」
「はい?」
「あぁ、いいんだ
続けてくれ」
「いえ、書き終わりました」
「おや…はやいね
どれどれ…」
青年は目前の入部希望用紙を眺める
設けられた欄は、丁寧な字で埋められていた
「希望動機は、幼い頃からバスケに触れていたから…
お前、バスケ馬鹿?」
「君が言うんじゃない、ユキ」
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