第1章

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A(光)「どうして貴方はそこにいるのですか?」 B(闇)「貴女がそこに光として輝いているからです」 A「私は輝くつもりなどなかったの」 B「ではどうして貴方はそこに輝いているのでしょうか」 A「……」 私はいったいどうして輝いているのだろうか。私が輝くことに意味はあるのだろうか。時たまふと考えることはあったが、聞かれたことは無かったかもしれない。 B「私のため、でしょうか」 A「……っ!?」 私は何かを思い出す。 でもその何かが分からない。何かが… B「貴女は何者か、覚えていますか?」 A「私は光よ」 B「私は?」 A「貴方は闇よ」 B「何のためにいるのですか?」 私は全てをはっきり思い出した。頭の闇の中が、光で満たされて行く。 A「貴方を好きだからよ」
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