第1章 ~島宮、辻小学校時代~

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僕、こと島宮郷はこの地に長男として、末っ子として生まれた。つまり、一人っ子である。 僕は家庭にも恵まれ、両親も、両祖父母も優しかった。 母方の祖父はこれまで1回くらいしかあってないし、父方の祖父母も年に1回くらいしかあったことないけれども。 これは後に高校時代になっても同じで、感謝してもしきれないのだが、どうも感謝の言葉が出てこないのだ。困ったものだ。 それは今、小学生でも同じだ。 そんな、小学校時代のお話。 僕が、僕の人生が一変したときのお話。 こんなに早い段階で初めての人生革変期が訪れようとは、思わなかった。
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