第1章 ~島宮、辻小学校時代~

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僕はその女の子と付き合いはじめてからいじめに遭ったのだ。 ものを隠され罵られ、貶されては殴られ蹴られ。 僕はいったいなにをしたと言うのか。 先生を通していじめてきた子に話を聞くと、人のことを考えないし、頭がいいし、イケメンでもないのに、付き合ってるし。その相手が学年のマドンナだし。 ということだった。 マドンナだったことは知らなかった。 確かに可愛かったし、することなすこと品があるし。 要するに「出る杭は打たれる」というやつだった。 3年になって親の事情で引っ越しが決まり、先生がお別れ会を開いてくれることになった。 しかし、もらった色紙は、辛いものだった。今でも残っている。
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