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アダムは赤毛のエージェントに殴られ跪く
「こいつ黒臭いぜ」
「です...ね」
それを見ていた他のエージェント達もアダムを不振がる
不信な目に囲まれた中
アダムは冷静に起き上がった
「痛いですねぇ...
ッ...
フフ...
フフフフ
で、終わりですか?」
「んのやろ!!!」
赤髪の男はもう一度殴ろうとする
だが突如現れた優しそうな男に
それは庇われた
「まってくれ
アダムを入団させたのは俺だ
こいつが問題を起こしたのか?」
代わりに殴られた男を見て赤髪動揺する
「シド司令...!すみません...ですがこいつ...」
赤髪がそう言うと同時にアダムもシドに同様する
「すみませんシド司令
僕の責任でして...
ですが、そんな庇うまでの事を何故?」
「同じ仲間だろ
争いを止めたかった
それだけだよ」
「...?」
アダムは浮かない顔をする
「...では僕は用がありますのでこれで」
「シド司令...どうしてあんな奴を庇うんですか!あいつは...
...。
...何でもありません」
----街中
公園
アダムはエージェントのバッチをつけたまま公園のベンチに座り
鳩に餌をあげていた
イヴは一般人の中に紛れている
エージェントと一目みたらわかるその姿のまま居れば
いつ襲われても仕方ない
女性
老人
サラリーマン....
次々の一般人とすれ違う中
突如アダムは銃口を向けられた
「エージェントでちゅネ?」
それは小さな三歳くらいの子供だった
アダムは余裕な表情で子供を見つめ呟いた
「確かにイヴとして計画の最大の邪魔になるエージェントを消そうとするのは正しい判断です
ですがやめてもらえます?そんな玩具で」
アダムはおでこに十字架の紋章を浮かび上がらせる
「兄さま...!?いや...?あなたハ...!?」
「はい
僕は母様の計画の詰めとして用意された兄弟です
言えば分かりますね?」
「でち...?」
「はぁ...
貴方方と違い僕はヒトとイヴの意思を半々持ってます
貴方方の思考力では敵側のスパイなど無理でしょう?
ところで母様に連絡があるので伝達をお願い出来ますかねぇ?」
「 でち.」
するとその言葉に後ろから突然白のワンピースの翼を持つ少女が現れる
「その必要はないわ」
アダムは顔を驚かせる
「会った事ないけど息子だと感じるわね
探したわよアダム」
少女の片手にはスケッチブックが持たれており
クレヨンで絵を描きつつアダムと会話する
「イヴ母様...ですね」
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