第5話 真実

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「あはは、そうだよね。全然違うよね。……でもこれが本当の私だって、レオくんに知ってほしかったんだ」 「本当の、莉緒ちゃん?……よく分からないけど、立ち話もなんだから近くのお店に入ろうか」 「うん」 私たちは少し気まずい雰囲気ののまま駅近くのファーストフード店に入った。 二人でドリンクを注文して、比較的周りに人が少ない席に座る。 「……それで、本当の莉緒ちゃんってどういう意味なの?」 注文したアイスコーヒーを飲みながら、レオはまっすぐに私の目をみて問いかけた。 その真剣なまなざしを見て、私は改めて自分のことを全て話そうと心に決める。
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