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「なぁ小春さ、友達作れねーのって親のせいとかあんの?」
なんだかんだで仲良く一緒に帰っているところに、リュウがいきなり聞いてきた
「んー、まぁそれもあるかな」
「ふーん、なんか大変だな」
「同情してんの?」
「んー同情ってか、なんか心配かな」
「なんでリュウが心配するの?(笑)」
「なんでだろーな、俺もわかんねーや(笑)」
「なにそれ(笑)…でも友達ってよくわかんない」
「昔にいたことくらいはあるだろ?」
「そんなような人はいたけど、その人達が本当に友達って言えるものなのかよくわかんない」
「…そっかー、なんか難しいこと考えてんのな」
「うん、まぁね」
「小春のくせにー!(笑)」
「へ?」
「まぁさ!なんかあったら頼れよな!いつでもなんでも聞いてやるからよ」
「う、うん」
「お、俺ここだわ、じゃーな小春」
そう言ってリュウは手を振ってきた
「え、あ、うん ばいばい」
いきなりでびっくりしてオドオドしちゃった
私は手を振り返した
「おう(笑)」
ん?なんで笑ってんの?ま、いっか
そうやって私の高校生初日が終わった。
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