恋人

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貴史は俺を家まで送ってくれた。 貴史と手を振って別れた後俺は部屋に入り、ベッドに倒れ込んだ。 貴史と俺が、恋人… 思い出すと、少し恥ずかしい。 俺は誰かと付き合うなんて、初めてだった。 今もさっきまでのことが嘘だったんじゃないか、不安になる。 だけど、手のひらに残っている温もりがほんとなんだって信じさせてくれた。 二人でいた時間を思い出しながら、俺は眠りについていた。
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