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俺たちの交際は実に健全なものだった。
学校では特に変わったことも無かった。
もともと、男同士の交際なんて安易に周りに言えることではないし、付き合ったからといってそれを公共の場で表に出すこともしない。
手は繋いだ。
貴史の手は好きだ、
心があったかくなるから。
二人でいる時間は、いつも手を繋いだ。
それはどちらからともなく、自然に。
貴史との時間はとても心地良いんだ。
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