恋人
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まだ学校内なのに、俺たちは手を繋いで歩いていた。 バレることなんて気にならなかった。 ただ右手に感じる暖かさに胸がいっぱいになって、 見上げればすぐ側にある貴史の笑顔が、 好きだなあ…って 俺、貴史が好きだよ。 口に出しては言えなかったけど心のなかで告白した。 貴史への想いを、自分で認めたんだ。
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