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まさか貴史の家に来るなんて思っていなかった俺は、とても緊張していた。
初めてではないけど、あのときはまだ付き合っていなかったから…
｢お邪魔します｣
｢緊張しなくていいよ、誰もいないし｣
…二人きりってこと？
そっちの方が緊張するし！
家に入ると、貴史はタオルで頭を拭いてくれた。
気持ちいいなあ、
｢…ｯクシュッ｣
くしゃみした俺に、風呂はいるかって貴史はきいてきたから
お言葉に甘えて、入ることにした
服を脱いで風呂に入る。
外から声がした。
｢大きいかもだけど、着替え置いとくな｣
貴史は着替えも用意してくれたようだ、
ありがたい。
冷えたからだを温めた俺は風呂を出た。
着替えだと思われるスウェット上下が置いてあったから、手に取る。
着てみたら、とても大きくて上だけでもワンピースみたいになってた。
下に至っては履いてもストンと落ちてしまって、諦めた。
貴史との体格差が改めて分かった。
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