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「それ…信じていい?」
「貴史が好きすぎるんだ、大好きなんだよ…。俺を好きにさせたんだから、責任くらい取れよ…!勝手に離れていくなよ…」
抱き締める力が強くなる。
「ごめん、避けててごめんね。俺も真咲が好きだよ…ずっと、大好きだよ。」
「っ、ばかぁ…寂しかったんだからな、嫌われたんじゃないかって、不安で。」
「ごめんって、許して」
「何で、避けてたんだよ…」
「キスしてみたら、止まんなくなりそうで。真咲を傷つけたくなかったんだ、」
「ばか…傷つくわけないだろ。俺だって、もっと、したい…よ、」
顔をあげて言ったら、貴史は目を見開いて、それから
キスしてくれた。
暖かくて、優しくて。
この前のより、もっと、
貴史の温もりに包まれながら、幸せを感じていた。
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