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「もと一年五組、佐伯貴史です。好きなものは可愛いものです」
佐伯は何故か俺を見ながら言った。
「一年間仲良くしてください。よろしくお願いします」
自己紹介が終わったあとも、佐伯は俺を見てきて、たまに目が合うとにこにこしてた。
全員の自己紹介が終わり、質問タイムになる。
予想通り、佐伯への質問は多かった。
「佐伯くん、彼女いますか?」
「いないよ」
「じゃあ好きなタイプは!?」「ちょっと反抗的だけど可愛い子かなあ」
「好きな食べ物は?」
「甘いもの」
「じゃあ、好きな子はいるんですか!?」
「いる…かなあ」
佐伯と目が合う。
佐伯は意味深な笑みを見せた…
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