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「なんでだろ? 不思議だよね」
僕も何事もなかったように続けた。
「足に浮く秘密があるんじゃない? ひっくり返してみなよ」
僕がそういうと、アオイは素直にアメンボの胴体を掴み、ひっくりかえした。
「え? 何、このにおい・・・・・・くさっ!!」
アオイは慌ててアメンボを水に放した。
「やーい! ひっかかった!
アメンボってカメムシの仲間なんだって!」
・・・・・・それは昨夜、リーダーに聞いた知識だった。
正直、全然知らなかったので驚いたのだ。
あいつはむかつくけど、今この瞬間は感謝してやる。
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