第1話[出会い]

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私は立ち上がり、平気だと言うと周りは静かになった。 美月の所へ歩き、私は保健室へ連れて行ってほしいと美月に頼んだ。 美月は涙を拭い。 私に肩を貸し、保健室は何処か私に聞きながら、私達は保健室に向かった。 その道中。 美月は何度も私に謝り、私は何度も許す羽目になる。 気にしなくていいのに、こうしてあなたと密着できるのだから。 それにしても、美月がイジメられるなんて…。 皆の前で告白したのは失敗だったようだ。 正直、振られると思っていなかったからなぁ。 この子は私の物だという意味合いを込めて、いつも人前で告白してきたし…。 ん~、後でクラスの皆に美月をいじめるなって言った方がいいかしら…。 保健室から教室に戻る頃には授業が始まっていて、私を突き飛ばした事を聞いた先生が美月を怒ろうとしたので、私は慌ててそれを止めた。 美月と一緒に教科書を見ながら勉強する。 悪くない。 そして給食の時間。 私は美月に、この学校の給食は美味しいんだよと自慢し、列に並んだ。 いつもなら、私の席までクラスの子が給食を運んでくれるのだが、今日は美月がいるので並ぶ事にする。 「燐香様。お並びにならなくても。」 並んでいる私に声をかけるクラスの子。 どうやら、私の席に給食を運んだらしい。
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