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私は立ち上がり、平気だと言うと周りは静かになった。
美月の所へ歩き、私は保健室へ連れて行ってほしいと美月に頼んだ。
美月は涙を拭い。
私に肩を貸し、保健室は何処か私に聞きながら、私達は保健室に向かった。
その道中。
美月は何度も私に謝り、私は何度も許す羽目になる。
気にしなくていいのに、こうしてあなたと密着できるのだから。
それにしても、美月がイジメられるなんて…。
皆の前で告白したのは失敗だったようだ。
正直、振られると思っていなかったからなぁ。
この子は私の物だという意味合いを込めて、いつも人前で告白してきたし…。
ん~、後でクラスの皆に美月をいじめるなって言った方がいいかしら…。
保健室から教室に戻る頃には授業が始まっていて、私を突き飛ばした事を聞いた先生が美月を怒ろうとしたので、私は慌ててそれを止めた。
美月と一緒に教科書を見ながら勉強する。
悪くない。
そして給食の時間。
私は美月に、この学校の給食は美味しいんだよと自慢し、列に並んだ。
いつもなら、私の席までクラスの子が給食を運んでくれるのだが、今日は美月がいるので並ぶ事にする。
「燐香様。お並びにならなくても。」
並んでいる私に声をかけるクラスの子。
どうやら、私の席に給食を運んだらしい。
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