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こうして俺の剣術の練習は始まった。
俺は笑えるくらいの初心者から始まった。
基本的な構えや持ち方。
そして素振りなどから入る。
「うん。その調子だよ。和也君」
時間はあっという間に過ぎていった。
―――――――夕方
「今日のところはこれくらいにしておこうか」
「ありがとう!明日もここに来る?」
「ゲーム開始前日までここで練習するつもりだよ」
「優君、悪いんだけど、一つお願いしても良いかな?」
「何?」
優君は不安そうな顔をした。
「図々しいお願いなんだけどゲーム開始前日まで俺に剣術教えてくれないかな?」
不安な表情から一転して笑顔に戻る。
「そんなことなら全然いいよ!僕も勉強になるし」
「ありがとう!
ごめん。あと参考までにレベルSGで見てもいい?」
「うん。いいよ!」
俺は優君に赤外線を向けた。
ピピッ
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