645人が本棚に入れています
本棚に追加
家に帰宅すると部屋で仁は爪を振り回していた。
シュッ!
シュッ!
シュッ!
おいおい。
もう初めて使ったような感じじゃないくらい素晴らしい動きをしていた。
「おっ!帰ってきたな!おかえり!」
「すげーな。
もう本物振り回しても使いこなせそうじゃん」
「だろ?
何しろ本物の時空を切り裂く爪と同じ感じに作ったから間違いなく練習になるよ。
和也の方はどんな感じなんだ?」
「とりあえず近くに森があるだろ?
あそこで練習してる」
「そうか」
俺は優君のことを話さずにいた。
なんとなくだけど仁は少し心配性だからな。
「よし!
もうすぐ真文が来て夕飯を作ってくれるからそしたらまた作戦会議だな」
「いいねー!」
ちょうどそんな話をしていた時に
「ただいまー」
いやいや俺の家だろ。
真文が帰ってきた。
「今、料理作るから待っててね!」
最初のコメントを投稿しよう!