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「うまい………………」
思わず出た一声だった。
こんなうまいカレーは食ったことないくらいうまい。
仁も一口食べて俺と同じ言葉がでる。
「うまい!」
「よかったー。
私、まずいって言われたらどうしようかと思ったよ!」
仁が確信したように言う
「真文はゲーム中は確実に料理当番だな」
「私、料理好きだからね。
毎日作るよ!」
俺はこの時間が幸せだった。
ずっとこんな時間が続けばいいのに…………。
こうして時間はあっという間に過ぎていった。
俺は優君に毎日剣術を教えてもらい、仁は爪の練習と爆弾制作。
真文は家との行き帰りを繰り返しながら座禅などをして精神集中に繋がるようなことを何でもした。
そしてゲーム開始、一日前の日がきた。
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