ゲーム開始、一日前

10/16
前へ
/20ページ
次へ
―――――――――――――和也 アパートに着き階段を駆け足で上る。 ドーン! !!!!! 俺の部屋の方から凄まじい音が聞こえた。 「なんだ!?」 急いで階段をか駆け上がり自分の家に入る。 「あっおかえり!」 仁が帰ってきた俺に気づき、にこやかに声をかけてきた。 仁の足元に木が転がっている。 原型は体半分くらいの丸太だったに違いない。 木は真っ二つにえぐられたような形で転がっていた。 さらに仁の手に装着された爪は無残にも3本爪の全てが潰れるように壊れている。 「何やってたの!?」 「いや~ちょっと新しいことに挑戦したら思いのほかに衝撃が凄くて」 「あっそー。 うちを壊さなきゃなんでもいいけど」 「よしっ! 真文が帰ってきたら今日はみんなでパーティーだ!」 「こんな時にパーティーかよ!」 「こんな時だからだよ…………みんなで幸せを掴むんだ」 現在の時刻は夜7時。 24時間後にゲームが始まる。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

446人が本棚に入れています
本棚に追加