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キュルルル
ブゥーン!
車が勢いよく発進する。
「仁、ここ住宅街だぞ!?」
「大丈夫だ。運転には自信がある。
万が一だが少しくらいぶつけても大丈夫だろう。死にたくないだろ?」
「そうだけど………。
真文!大丈夫か?」
「大丈夫だよ!」
真文はしっかりと横に捕まっていた。
俺はドア窓からドラゴンの方を見た。
相変わらず、炎に囲まれながらも炎を吐き続けている。
ドラゴンはその巨大な翼をゆっくりと広げ始めていた。
「嘘だろ!!あの巨体が飛ぶのかよ!」
「和也、ドラゴンにSGを当ててみろ!
きっと支給品のモンスターだがもしかしたらデータがでるかもしれない!」
「わかった!」
俺はSGを取り出して赤外線をドラゴンの方に合わせる。
ピピッ!
ドラゴンのデータが出てきた!
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