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俺と仁は車から降りた。
「よう。お前らサバンナのプレーヤーみたいだな」
車の前に立っていた短髪に金髪の男が話しかけてくる。
「だったらどうなんだ?」
「素直にバッチを渡せば何もしねえよ」
「へえーお前ら強いの?」
仁は強気だ。
やる気なんだろう。
「こっちは三人とも強力な武器を持っている。
死にたくなかったらバッチを渡した方が身のためだぜ」
短髪の隣にいたロン毛が口をはさむ。
仁が俺に耳打ちをしてきた。
「やるしかなさそうだな見たところこの二人なら俺らでも勝てそうだ。
支給品にもよるがな。
試しに爪を使いたかったんだ。
ここは俺に任せてくれないか?」
俺は仁の発言に驚いた。
「勝てるかどうかわからないぞ!?一人はまずいだろ!」
「大丈夫。SGを当てなくてもわかるんだ。
さっきから俺の爪が騒いでる気がする」
「おい!
何をコソコソしゃべってるんだ!」
「わかった。
仁に任せるけど、危なくなったらすぐに俺も入るからな」
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