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ドゴーン!
足元の地面が小さく割れた。
爪から放たれた風だろうか?
いや一瞬地面が歪んだぞ。
これがこの爪の効果か。
「なんだその爪は!?」短髪は動揺している。
「なんだろうな。俺にもわからないんだ。」
俺の体の中は最高に熱くなり最高にテンションが上がった。
早くこいつらに使いたい。
俺は耐えきれなくなり、やつらに切りかかった。
短髪がナイフで切りかかってきたが俺の方が一瞬早かったしスピードは俺の方が圧倒的に早かった。
下から1回、上から1回、さらに下から1回。
爪をさっきの素振りと同様に振り回す。
風が放たれて短髪に当たった。
ブオーン
短髪が10m以上空中に浮き吹き飛んだ。
そのまま道路の端まで吹き飛び電柱に押しつけられた。
短髪にさらにもう一回、もう一回、もう一回と風をあてた。
「ゴフッ」
腹部が破裂みたいなのをおこし短髪の体から内臓がとびだした。
生まれて初めて見たな。腸と胃が大きく飛び出している。
即死かな?
すかさず槍の方を見たが大きく怯んでいた。
「やめてくれ!」
槍がこっちではなく自分を守るかのように体の目の前に持ち刃は上を向いていた。
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