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顔と服が返り血でびしょびしょになってしまった。
とれた首が道路に転がっている。
短髪を見ると、さっきまで電柱に押しつけられていたはずなのにいなくなっていた。
?
わずか、電柱から3m、短髪が内臓を引きずりながらも這いつくばり少しずつ進んでいた。
俺はロン毛の手からバッチを取り、ゆっくり短髪の方へ向かった。
短髪は這いつくばりながらもこっちを見てきた。
「…………………ゴホッゴホッゴフッ………」
喋ることすらできないのか、死を覚悟したのか。目が虚ろになりながらもこちらを睨んでるようにすら見える。
「本当に悪いな。先に絡んできたのはおまえ等だからな。
最初に戦うのはお前らのような先に絡んでくる奴って決めていたんだ。」
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