新撰組

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「お前また考え事してたろ?」 「いや~本当にすみません。」 「わはははは。この緊迫の中、考え事なんてできるのは総司殿くらいでごわす。」 8番隊の隊長、西郷隆盛が笑った。 西郷さんは昔敵でありながら最終的には仲間になり一緒についてきてくれた良い人である。 いつも通り足元には愛犬のツンがいる。 「もう一度話すぞ。総司。」 「はい。」 「これから頼むことは2つ。 義経と大阪へ行って戦いの状況を見てくること。もう1つはSGのメールでも来たが黒の盗賊について調べてくること。」 「わかりました。」 「黒の盗賊の件は無理しなくて良い。 人数は何人かわからないが二人だと負ける可能性ってのもあるからな。 だがなるべくなら消してこい。」 土方さんはニカッと笑った。 その笑顔がまた怖い。 「わかりました。」 「よし。じゃあ義経も頼んだぞ!」 「了解!」 僕と義経さんは隊長室を後にした。
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