覚醒

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DVDはどうやら自力で買うしかない。 今の状態じゃ無理だな。 「あと5分で77分だ。」 仁が呟く。 おじさん、うまくやってるといいんだけど。 俺はふと気になった。 「そういえばおじさんの支給品ってなんだろ?まだ聞いてなかったよな?」 仁は気にもならないと言う感じで 「どうせ大したもんじゃないだろ」 確かに……… すでにおじさんを助けた時手ぶらでバックもなかったから落とした可能性も高いな。 「あと1分だ。」 ……………………… 長い。 時計の針はあの時間から77分たったところを指した。 シュー リビングの真ん中に少しずつ粒子みたいなのが出現し始める。 大量の粒子が現れ円を描くように人間が形成されていく。 体が少しずつ現れた 間違いなくメガネのフレームがガタガタになっているおじさんであった。
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