覚醒

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おじさんは頭をペコペコさせ現れた。 「本当に食べてしまってすみませんでした。」 仁が椅子から立ち上がりおじさんに近寄った。 「次から気をつけて下さい。 それでは結果報告をお願いします。」 「あっ。はい!」 気をつけても何も明らかにおじさんはわざとガムを食べたんじゃないか。確信犯だろ! 俺は表情がムッとなったに違いない。 「すみません。 まず紙に書きます。 忘れてしまうとまずいので。」 おじさんは思い出しながらさらさらと紙に書き始めた。
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