覚醒

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ということはあとおじさんの分の3点か。 もうこの流れはおじさんを含めて二回戦にいく流れだな。 「和也、どうする?」 「何が?」 俺は一瞬わけがわからなかった。 「とりあえず女子高生の方で二点手に入れるか20後半の女の方を襲えば4点手に入るぞ。」 「え?襲うってまさか女の子からバッチを奪う気?」 仁はなんて恐ろしいことを言い出すんだ。 「その強力なプレーヤーよりは命の保証はできると思うが。」 「いや~さすがに女の子をいきなり襲ってバッチ奪うのはちょっと………」 いくらサバンナプレーヤーとは言ってもそれじゃあさっきの奴らと変わらないじゃないか………………… いや…………………………仁が正しいのか。 俺は真文に助け船を求めた。 「真文はどう思う?」 「私は………」 真文は優しいから両方の意見を批判したくないような感じで言葉に詰まってしまった。 「でも二人がまた戦いに行くのは嫌かも……」 「それじゃあ真文。 このゲームには勝てないよ。」 仁は呆れている。 「ごめん…………」
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