覚醒

9/33
前へ
/33ページ
次へ
―――――――――二日目夕方 俺が起きると仁はすでに起きていて新しく運ばれてきたバイキングを食べながら新聞を読んでいた。 「おはよー…………っと」俺は大きくあくびをしながら言った。 「おはよ。昨日だけで結構な数の人が死んだみたいだぜ。 ドラゴンの事件でもゲームに参加してない一般人がかなり死んだらしい。」 「だけどサポーターの人を殺しても特にペナルティはないんだな。」 俺もパンやベーコンなどを取り椅子に座って食べ始めた。 昨日のドラゴンのことがまだ夢のようだ。 ドラゴンだけじゃなくこのゲーム自体、特に闇刀と戦ったことや人を二人も殺してしまったことは現実として受け入れないでいる。 「ペナルティにはならないかもしんないけど、サポーターを殺しても意味がないからな。 昨日のことは特別だろ。」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

389人が本棚に入れています
本棚に追加