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しばらくは散歩がてらゆっくり歩く。
この辺は戦いがあまりおきていないのだろうか…?
!
血のにおいがする!
この近くだ!
横の路地に入ると地面に血が残っておりそれは道のように続いていた。
僕はそれを辿る。
匂いが強くなっていき足元にある血の足跡も量が増えていく。
いた。
すでに血の匂いの原因となっていたものは死体であった。
僕より少し若いだろうか。
男である。
路地裏の壁に寄りかかり体中から血を垂れ流していた。
死体の前に座り傷口を調べる。
これはひどい………
数十カ所の刺し傷がある。
おそらく刺し傷が深いことから刀だろうな。
胸のバッチはすでについていない。
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