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ィヴィアは視線をそらしそう呟いた。その態度にアーサーは言葉に詰まる。アーサーには辛すぎた。
「なんで、え、ちょっと、ちょっとさ、なんでもっとはやく言わないの?」
「以前、マーリン様から実物を頂戴したもので」
「いや、ブラジャーをどう知ったかの経緯は聞いてないよ」
ベディヴィアは申し訳ない気持ちになったがなぜこうも申し訳ない気持ちになるのかは分からなかった。
アーサーはこの時今まで生きてきた中で一番切ない気持ちになり、一人になりたくなった。フラフラと千鳥足でふらふらとタイルの上をカチカチと音を立てながら歩き出した。焦ったベディヴィアはアーサーを追うとフラフラになったアーサーの肩を抱え支えようとする。
アーサーはベディヴィアの手を思いっきり振り払った。
「やめろぉぉお!!純粋な男心を持て余すのはやめろぉぉお!!ブラジャーの説明を直接言うのはなんかエロいから隠語みたいに言ったら淫語みたいになっちゃうのやめろぉぉお!!」
アーサーは息継ぎをすることなく叫ぶ。
「こんなことなら大胸筋サポーターって言っとけば良かった!迷ったけど、大胸筋サポーターと迷ったけど……
大胸筋サポーターって言ったら『え
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