1184人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうしたんだ? 中に入らないのか?」
「え、えっと、ここに来るはずだった女の子は……」
「なんだ、聞いていないのか? 同居人となるはずだった女の子は――確かミレニアムといったか、彼女は資格試験を諦めて結婚することになっていたじゃないか」
「なん……だと……」
「知り合いなのか? 確かに可愛い娘だったから……あらぬ妄想でもしていたのか」
「結婚……したんだ」
僕は茫然と呟いてしまう。
好きなキャラは二次元的な嫁なので、色々グッズを買ってしまうものだ。
僕もクリアファイルやら何やら、今度は抱き枕を買おうと思っていたのだ。 そんな彼女が結婚。
結婚。
ケコーン。
凍りついたように固まる僕に、そこでクロヴィスが流石に気の毒だと思ったのか、
最初のコメントを投稿しよう!