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「あー、言わない方が良かったな。すまない」
「……いえ、良いです。それでここを借りた魔法使いは、僕なんですよね?」
「僕なんですよねって……お前、本当は魔法使いじゃないのか?」
鋭い目つきになったクロヴィスに、僕は慌てて、
「い、いえ、これが僕の魔法使い証明書です!」
といって慌てたように僕は先ほどのメニュー画面が出るように念じる。
すると薄く水色に光り輝く半透明の画面が目の前に現れて、自身の持ち物(重要なので捨てられないものに分けられている)を探し出し、見つけた。
主人公の名前が入っていたはずの魔法使い証明書は、気付けば僕の名前になっている。
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