第1章

3/1132
前へ
/1132ページ
次へ
「そもそもなんでこんな草原みたいな場所にいるんだろう。確かにオープニング画面でこんな場所があったし、すぐ傍にはこんな形の木があったけれど……いや、まさか。まさかね」  自問自答して、僕は乾いた笑いを上げる。  そんな僕の頬を暖かい風が撫ぜる。  この現実味のある感覚に、僕は少し悩んでから、 「……とりあえず、この世界の人に会おう。夢の世界かどうか分からないけれど、現実っぽい感覚があるし」  そう、僕、酒井陽斗(さかいはると)はスリッパをはいたまま歩きだしたのだった。 。" ゜☆,。・:*:・゜★+★,。・:*:・☆゜"
/1132ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1182人が本棚に入れています
本棚に追加