第1章

7/1132
前へ
/1132ページ
次へ
 そこで風を切る音がして、悲鳴が聞こえる。  恐る恐る指の間から覗く僕は、目の前に一人の男がいるのに気づく。  黒ずくめのベルトが幾つも付いた服装の長身の男。  剣を持ち、金色の髪に青い瞳の美形。  間違いないと僕は思う。 「大丈夫か?」  そう問いかける声に僕は確信を強めた。  すでに一周したゲームの内容が僕の脳裏によぎる。  ああ、どうしようこの人……ラスボスだ。 。" ゜☆,。・:*:・゜★+★,。・:*:・☆゜"
/1132ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1184人が本棚に入れています
本棚に追加