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「…でね!
ここが私の私の中のお気に入りの場所なんだけど、
てんぼうだいっていうの!
ここで星を見るとすっごい綺麗なのよ!」
…展望台?
そう呼ばれたものは、まさに前世の記憶通りの場所だった。
「これは…凄いですね!!」
エリサが単純に感激していた。
バードはよく分かんないけど、なんだか凄い顔してた。
うん。
どうでもいい。(真面目に。)
それよりも私が気になったのは、何故展望台が存在するのか。
というところである。
そもそも展望台は、前世の世界で空や町の景色がとても良く望める屋上広場、またはテラスのような場所の事を言う。
ここはまさに、そんな場所と全く同じだということに少し驚いていたのだ。
「…アリス?
どうしたの?不思議そうな顔して。
…もしかして、街並みが綺麗すぎて見とれちゃったー?ふふふ…」
…と、クロは自慢話を始めてしまったので、省略することにする。
まだまだ探検ツアーは終わりそうになさそうだ。
と、一言付け加えておこう。
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