1196人が本棚に入れています
本棚に追加
「へー…ここってこんなにも広いのねー…。」
クロ女王様は、そんなことを呟きながらまた、呪文を唱える。
良くわかんないけど、灯りが勝手に飛んで行く感じの魔術みたい。
指先に灯った明かりが、うっすらと暗い通路に向かって飛んでいった。
「…凄い。」
「ん?…あーこの魔法ね。
これは…Bランク以上じゃないと無理ね。
公開されてないもの。
ってことで貴女にも秘密っ。」
と言う感じで、
おもいっきり王女様パワー全開で宣言されたのでした。
すっごいきらきらしてました。
はい。
そんな少し和やかな空気の中、
少し落ち着いていた…その瞬間でした。
―バツンッッ―
「うわっ!!」
何かが弾けるような音と共に、
誰かの…驚いた声が響いたのでした。
○●○●○●○●○●○
最初のコメントを投稿しよう!